「Excelを通して、パラダイムシフトを全ての医療人に」
毎日忙しい業務、学業。
そんな多忙な皆様のITリテラシー向上に
ExcelやOSの基本操作をお伝えするサイトです。
そして、
それを通してあなたに
”ブリッジ・シンキング”
をお伝えできればと思います。
”ブリッジ(bridge)”には、
・橋を架ける
・空間を埋める
などの意味があります。
また、”架橋”には、
・橋を架けること。また、その橋。
・高分子化学において、物理的、化学的性質を変化させる反応のこと。
などの意味があります。
この社会には、様々なギャップや隙間が存在しています。
それを埋めたり回避する思考法を
”ブリッジ・シンキング”
もしくは、
”架橋思考”
と(勝手に)呼ぶことにしました。
Excelには、VLookup関数やIf関数などの
便利な関数がたくさんあります。
それを学校で習ったり、
詳しい人に聞いたりできる機会もあると思います。
しかしながら、
実際の現場の作業データの中では、
それをそのまま使えるというケースは少なく、
ある程度、事前の処理が必要なケースがほとんどです。
ではその事前の処理とは
どのようにすればよいのか?
これをしっかり教えているところは少ないです。
なので、
前処理が必要な状態かどうかすら判別がついていない、
そもそも
その概念すら頭にないまま集計しようとしているのが現状です。
頑張って習ったExcel関数が
エラー表示されてしまうのはそのせいもあります。
#N/A
#NAME?
#NULL!
#REF!
#VALUE!
こんなエラー表記が画面一杯に大量出現した時、
皆さんはどのような感情でディスプレイを見つめるでしょうか?
もしかしたら
思考停止になる方もいらっしゃるかもしれません。。。
基本的なExcelのリテラシーがあって
”ブリッジ・シンキング”があれば、
このエラーはどうやって修正できるか
落ち着いて対処できます。
いかに複雑な形になっていようが、
分ける、合わせる、変形させる・・・
Excelの基本は非常にシンプルです。
”問題解決の手法には、共通した要素があることに気づく”
この考え方は、
旧ソビエト連邦が西側諸国に対して
長年門外不出にした問題解決理論、
”TRIZ”というノウハウにつながっていきます。
また、
障害を克服できるタフな精神を持つことも大事です。
あまりにも日本文化にマッチし過ぎる理論であり、
日本企業の圧倒的な躍進を恐れて日本語への翻訳を17年間禁止した、
イスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラットの
”制約条件の理論(TOC)”がありますが、
その思考プロセスの一部にはこうあります。
「実施する際のいかなる障害も克服することに同意する」
そして、
「1つ目は知識・技能を有すること、
2つ目は健康な身体を持つこと、
3つ目は困難に立ち向かうタフな精神を有すること」
これは金沢医科大学・神田学長の”良医の条件”からの引用です。
勉強にしろスポーツにしろExcelにしろ、
個人差はあれど、いつかは壁にぶつかります。
「わかる、理解する=良い成績を収める、結果を出す」
というパラダイムだけで生きていると大変です。
なぜなら、
なにかを理解すれば、
その分、逆に自分が理解できていない領域が増えるからです。
知識という風船を膨らませれば
それ自体の体積は増えますが、
外界(わからない世界)との表面積も同時に増えます。
「勉強や鍛錬をすればするほど
わかっていない、できていない領域にどんどん気づく。
そしてそれは一生続く」(無知の知)
このパラダイムにシフトしている人はすごく楽です。
サンセットブリッジ(内灘大橋)という
金沢医科大学から白帆台へと架かるひときわ大きく
美しい橋があります。
私自身、問題の解決策がどうしても浮かばない時は
あまり真面目に根を詰めずに
無知の知の前提に立って、とりあえず一回諦めます。
そして
その橋をゆっくり眺めたり、歩いてみたりする。
すると
意外な妙案が浮かんだりすることがあります。
レジリエンスにコツがあるなら
「視座を高めること」
ではと思います。
(レジリエンス:復元力、回復力、弾性力)
それは読書や勉強からだけでなく
仕事や日常生活、Excelからも学べることだと思っています。
Excelをただの電卓と思って操作するなら、
Excelは表計算以上の振る舞いはしません。
量子論の観測者問題のように
Excelは粒(画面上に見える物質)でもあり、
そこに展開されている波(思考というエネルギー)もあります。
”Excel=表計算ツール”
という一般的な認識ではなく、
私がExcelを通して皆様にお伝えしたいのは
ギャップや困難な障害を乗り越える思考法です。
”Excel=思考法訓練ツール”
にパラダイムシフトできるサイトを
皆様にお届けしたいと思っています。
データ間に存在するギャップ
実際の現場に存在するギャップ
医療技術とIT技術の間に存在するギャップ
人間と人工知能の間に存在するギャップ
人と人の間にあるギャップ
乗り越えるべきギャップが世の中にはたくさんありますが、
よくよく観察すれば、複雑だと思われた問題の本質は
案外フラクタル的に共通していたりします。
新たな問題の解決、新たな事の習得をしようとした時に
ひらめく人・習得できる人と、そうではない人の違いは、
「そのフラクタルに気づく感覚を持っているかどうか」
にあるのではと思います。
幼少期からピアノなり音楽をやってきた方は
物事を「リズム」で捉える事ができるようになります。
例えば、
業務やビジネスのリズム、テンポ、グルーヴなどを
感覚的に捉える事ができたりします。
一方で、数学をずっと勉強して得意にして来た人は、
物事を理詰めで一つ一つ整理して考えることができたりします。
例えば、
”仮説”を立て”検証”によって、雰囲気に惑わされず、
理性的に情報の本質を捉える事ができたりします。
音楽と数学、一見縁が遠いように思えるジャンルですが、
イギリスの数学者・シルベスターの残した言葉にはこうあります。
「音楽は感覚の数学であり、数学は理性の音楽である」
このような相似象に気づける思考や感覚を持つには
やはり普段から考えて生きることです。
学生も社会人も
毎日Excelを触る方は多いと思いますが、
ただ漫然と面倒くさいものと思いながら
作業するだけでは非常にもったいないです。
考える学習、考える仕事、考えるExcel。
Excel操作の中で毎日染み付けた思考、
それが感覚として昇華し、
皆様の周りにある諸問題の解決の一助につながっていく。
そんなお手伝いができたらな、と願っています。
”ブリッジ・シンキング”を
あなたのレジリエンス向上に。
そして
あなたのパラダイムシフトに。
えくせる神社 内灘本宮
<プロフィール>
Tomonori Kawabata
日本ディープラーニング協会・2020#1ジェネラリスト合格
富士通系データベース資格多数。
有限会社アカシア商会にてIT部門を担当。
業務では学食の出前や通路の扉を閉めたりしている。
趣味は龍体文字やカタカムナなどの神代文字の鑑賞。
特技はサウナの水風呂耐久戦。